タイトルやラストシーンの意味を考察
・藤本タツキ氏の代表作
・ドントルックバックインアンガーの意味
・京アニとの関係
・ルックバックは実話なのか
・ラストシーンの意味
・「意味わからん」と言われる理由
・評価が二極化した理由 など
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ルックバックあらすじ
自作の漫画に絶対の自信を持っていたものの、ある日不登校の京本が描いた4コマ漫画を見て、実力差の愕然とする。
藤野はその悔しさから画力を上げようと絵を描き続けたが、京本には敵わず漫画を描かなくなるのだった。しかし、担任に卒業証書を京本に届けるよう頼まれた藤野。
嫌々ながらも京本の家に行くと廊下には山積みになったスケッチブック。
藤野はなぜかその場で4コマ漫画を描き、しかもその紙が不本意にもドアの隙間から京本の部屋へと入ってしまう。逃げるように家を飛び出した藤野だったが、追いかけてきた京本に「ずっとファンだった」と告げられ……。
ルックバックの作者・藤本タツキ氏
プロになってからも、新人時代はかわらず脳内で5本の漫画を連載していたというから驚きです。
【考察】ルックバックに込められた意味
作中では広い意味で、背中を見る、バック(背景)を見る、過去を見る、などの意味を持たせていたように思います。
京本は、自分を部屋の外に連れ出してくれた藤野の背中を。
一方で、引きこもり時代から「藤野先生」に憧れていた京本にとって藤野は道しるべだったはず。
『ルックバック』
2021.7.19 ジャンプ+掲載。140ページ超、の大長編読切は
規格外の最新作。その衝動も、いつか追想へーー。 pic.twitter.com/vFhYBbOuU0
— チェンソーマン【公式】 (@CHAINSAWMAN_PR) July 18, 2021
「藤野キョウ」として、13歳~17歳までに7本の読み切り漫画を連載していた頃、藤野は毎日京本が描く「背景」を見続けていました。
これは、京本の描く背景が常に認めざるを得ない出来栄えだったからでしょう。
藤本タツキ作品 3ヵ月連続刊行記念✨
JR渋谷駅に藤本先生の軌跡を辿る
大型ポスターを掲出中です!『17-21』『22-26』はファイアパンチ連載前に描いた読切集、『ルックバック』はチェンソーマン連載後に描いた読切です。時系列で読んでみるのもおすすめです。
『22-26』は11/4(木)発売予定です‼️ pic.twitter.com/9u9QFsILsC
— 少年ジャンプ+ (@shonenjump_plus) October 13, 2021
「自分が漫画を描いていなければ」とまで考えたかもしれない。
でも、いくら後悔しても過去は絶対に変えられない。
そんな気持ちを抱えたまま、京本がいなくなった世界で漫画を描くのはひどく苦しいはずですが、藤野はそれでも描き続ける道を選びます。
【音あり推奨】CV:#小野賢章
同じ夢を目指していたあの人へ#贈るプライムビデオ『ルックバック』… pic.twitter.com/ktiGw4gx8w
— Prime Video(プライムビデオ) (@PrimeVideo_JP) December 17, 2024
ドントルックバックインアンガーの意味
1995年にOasisが発売した曲のタイトルが隠されていた
よく見ると1コマ目には「Don’t」、最終コマには「In Anger」の文字があり、タイトルとつなげると「Don’t look back in anger」となります。
過去の怒りにとらわれず、前向きに生きようというメッセージが込められた曲のタイトルをこっそり隠すこのセンス!
余計な情報を限界ギリギリまで削ぎ落して作り上げられた作品で、ものすごい仕掛けだと思います!
【考察】ルックバックと京アニ
【考察】ルックバックは実話?
藤野と京本で「藤本」。
シャークキック11巻でアニメ化決定。
など、藤本先生が浮かぶ展開が多々あります。
とはいえ事件にかかわる部分はあくまでほんの一部であり、そこに関して実話とは言えないでしょう。
【考察】ルックバックラストの意味
藤野がなぜ飛び蹴りできたかというと、空手を習っていたから。
京本と出会わない世界では、きっと藤野は漫画に戻らないかわりに空手を続けていたのでしょう。
ルックバックが「意味わからん」と言われる理由
頭悪くてルックバックの意味わからん
— ぼく2 (@_xop_qox_) July 18, 2021
「読みきりのルックバック読んだ?めっちゃ面白かったね!(よく意味わからんかったけど)」って人、多いと思う。俺も。何回か読み返したり、この作者さんの背景とか知らないとちゃんと理解できなさそう。代アニの事件のことも連想してしまうし。
— オヤマ@MG紙屋 (@kazu_oy) July 19, 2021
文章による説明、セリフ、登場人物などの情報が非常に少ないのが藤本先生の作風でもあるため、一度読んだだけ完全に理解することはかなり難しいと思います。
また、「Don’t look back in anger」のように相当細かい部分まで見ないと気付けない仕掛けもあるので、何周かすることをおすすめします!
ルックバックは評価が二極化
彼女の気持ちは一切語られず、その背中だけが映し出されます。
ルックバック観て泣く人ってどこで泣くの?
— タルタルソース (@bakatare_japan) July 4, 2024
ルックバックを見て、絵描き、クリエイター、オタクは泣く。
一般人(?)はどうなんだろう。
うちの妻は、周りのみんな泣いてたけどなんで?どこで?って言っていた。。
多くのクリエイティブと無縁の日本人にはどのように映るのだろうか
— なっつん (@chotefu) July 7, 2024
ルックバックのなにがすごいのか
わずか58分という短い時間に、必要最低限の情報量で、ほぼ藤野と京本の2人で展開する『ルックバック』。
確かに万人受けする作品ではないかもしれません。
漫画を描く、寝る間も惜しんで何かを作り上げる、それで生活していく。
そんな方にはぶっ刺さる作品のようですが、夢中になる分野が違う場合は「???」となります。
評価が大きく分かれる作品であることは間違いありませんが、何かしら思うことは必ずあります!
気になる方はぜひ、繰り返し視聴してみてください。